拱墅区は文化の街として開発され昔のごちゃごちゃしたイメージはなくなってしまいました。
いまから10年以上も前、車も通れない細い道をあるいて小商品市場へ生地を買いにいったことがあります。その途中通りがかった小さなお店では、きみどり色のプラステックカバーで覆われた魔法瓶に「开水5角」(0.5元)と貼ってありました。きっと魔法瓶をもってきて熱いお湯をいれてもらうのだと思いました。
普段あまり行くことのない場所ですが、博物館が面白いという噂をきいてその帰りににこの茶館へ寄りました。ちょっと距離があったのでタクシーを呼びました。
普通のローカルな街並みに溶け込んでいる感じからは遠くから来るのではなく、地元の人たちに贔屓にされている茶館のようでした。とびっきり若い女性オーナーですが、値段よりもはるかにいい茶葉を提供するというなかなかしっかりした経営者です。
しかも、博物館で時間を取られてしまったので昼ご飯を食べてなかった私たちは茶点だけでは足らず、何か軽食をリクエストしたらデリバリーを頼んでいいということで近くのお店から届けてもらいました。
お茶は滇红を注文しました。外観も美しく、香り高くとてもいい茶葉でした。サービスも良かったので尚更、お茶が美味しかった。これは茶館の大事なポイントです。
小さな個室で友人とおしゃべりしながら春節前に忘年会兼女子会でした。