20240407祥源祁红博物馆茶园摄影
20240407 祥源祁门红茶博物馆茶园摄影
「土家族の宜昌工夫茶」
外形:混黑色
条索自然弯曲,非常细条紧结
汤色:深釉色
香气:カラメルベースに薄荷の香り。
滋味:まろやかで甘味がある。
葉底:栗皮茶色
一葉摘み、茎長い(葉2.5、茎1.5)
宜昌工夫茶は最初湖北省宜昌地区で作られたのでこの茶名になったと伝わる。主要な産地は宜昌地区と恩施地区。恩施は中国緑茶の中でも数少ない蒸青緑茶「恩施玉露」の産地でも有名です。
湖北省は「中国本草経」を遺した神農(前3245-前3080)が、いろいろな草を試して1日70回お腹を壊したが茶を飲んで解毒したと伝わる「神農架」が存在します。この頃は茶という字でなく荼であった。荼は①野芥子②茶の意味で使われていたが紛らわしいので茶の字になったらしい(角川 新字源より)。
神農の時代からこの地域には茶樹が存在していました。茶樹は雲南省が発祥の地とされていて少数民族と関わりが深いです。雲南省、四川省、貴州省は少数民族が今でも多く住む地域で、湖北省宜昌市から100kmのところには五峰土家族自治県が存在します。
宜昌工夫茶を初めに加工したのも五峰土家族自治県。1824年(道光4年)に広東省の商人が江西省の紅茶技術者を連れて指導したそうです。それからおよそ50年後、漢口を経て英国などヨーロッパに輸出されていきました。
評茶してみたところカラメルの香りにほのかな薄荷の香りがあります。清明節前の柔らかく伸びた葉を手摘みして丁寧に仕上げているのが確認できました。正山小种や祁门などのように華やかな歴史はありませんが隠れた銘茶だと思います。
「となりの奎龙珠」
拼配緑茶 奎龙珠
江苏省扬州市
外形:魁尖,龙井茶,珠兰
茶汤:麦芽糖黄色
香气:花香
滋味:醇和
Vol.70で揚州の「富春花局」のブレンドティー・魁龙珠を紹介しましたが、これは商標登録されているので他の茶業者は同じ茶名で売ることができません。その代わりに、揚州の百年老店「扬州绿杨春茶叶有限公司 」では、同様にブレンドしたと思われる「奎龙珠」を販売しています。
茶葉は自然のものなので、当たり前ですが常に全く同じ茶葉というわけには行きませんが、「奎龙珠」は富春花局のオリジナルに負けないぐらい美しく美味しいブレンドティーに仕上がってました。
まずは干茶の深緑、若草色、黄緑の3色グラデーション。淹れると真っ直ぐに伸びた魁尖,雀舌のように開いた龍井茶、珠蘭と三種三葉にグラスの中でジャンピングします。龍井茶単独のジャンピングも綺麗ですが、奎龙珠は三葉が華やかにグラスの中で踊ります。クルクル回り濃淡の緑色が目にも優しい色合いです。珠蘭のふくよかな香りもよく合います。
滋味はまろやかで瑞々しく、普段飲んでいる太平猴魁や西湖龍井茶だけでも美味しいのに、銘茶がブレンドされてそれぞれの良さが引き出されている感じです。緑茶でありながら花茶のような香り高いお茶です。
(珠蘭の花も入っているのが確認できます)
揚州は「紅楼夢」の作者、曹雪芹の出身地。どことなく揚州の茶文化らしいブレンドテイーです。
「潤福軒」
贵州省贵阳市翠微巷4号
貴楊市の中心地なのでしょうか周りは観光スポットが数件あります。
歩き疲れて立ち寄ったら素晴らしい夕日を真正面に都勻毛尖をいただきました。
しかもこんないい席です。
日が暮れるまで何杯もおかわりするほど美味しい。茶葉はもちろん水がいいのでしょう。杭州と比べるとお茶代もお手頃です。